EXHIBITION ARCHIVE #010
​林 典子 写真展「ヤズディの祈り」
2017.6. 10.sat  ー  6.18. sun

林 典子 写真展「ヤズディの祈り」 

東京展、大阪展に続きまして、名古屋展を弊廊にて開催いたします。

 

 

「中東の宗教的・民族的マイノリティーであるヤズディの人口は世界全体で約60~100万人と推定される。

イラク、イラン、トルコ、シリア、ドイツなどの地域に分散するが、その多くがイラク北西部のシンガル山とその周辺の村々で暮らしてきた。

シンガル山は「ノアの方舟」が最後に流れ着いた山だと信じるヤズディーが何世紀にも渡り暮らしてきた山。 信仰の起源についてはさまざまな議論があるが、古代ペルシャの信仰宗教、イスラム教、ゾロアスター教などが入り交じり、口承で文化や伝統が引き継がれてきたと言われている。

 

しかし、彼らの信仰や価値観はイスラム教徒とは異なり悪魔を崇拝する異端者とされ、これまで何度も虐殺の対象とされてきた。そんな中、2014年8月3日深夜、シリアとイラクで勢力を拡大していたダーシュ(過激派組織IS) はヤズディーが暮らす、シンガル山周辺の村々への攻撃を開始した。

その日以降、何千ものヤズディー男性や高齢の女性が殺害され、若い女性たちは拉致され、強制的に戦闘員と結婚をさせられた。

 


 私は2015年2月から約2年間、イラク北部やドイツを訪れ、避難生活を送るヤズディの家族の家に滞在しながら取材を続けてきた。

今も緊張感が張りつめたシンガル山で避難生活を送るヤズディ難民、美容師の夢を諦めISに復讐するために兵士になった女性、家族と別れドイツに渡った若いヤズディたち…。

今はそれぞれの人生を歩んでいる彼らが、大切にしてきたモノ、思い出の写真、土地などヤズディの記憶をかき集めるように取材を重ねていった。

ヤズディの一人一人が語る物語の記録に向き合いながら、遥か遠く離れた土地で暮らす、彼らのありふれた私的で個性的な日常を想像することで、この世界にヤズディが存在しているのだということにようやく私たちは気づかされるのではないか。」
 


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【開催期間】
2017年6月10日(土)〜6月18日(日)  ※月曜休廊
13:00〜19:00(最終日は18:00まで) 
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林 典子 Noriko Hayashi プロフィール 

イギリスのフォト・エージェンシー、Panos Picture所属。 

2006-07年、国際関係学、紛争・平和構築学を学んでいた大学時代に西アフリカを訪れ、ガンビア共和国の現地新聞社「The Point」紙で写真を撮り始める。
以降、「ニュースにならない人々の物語」を国内外で取材している 

■受賞

2011年 名取洋之助写真賞
2013年 米・アレクシア財団写真賞ファイナリスト、
フランス世界報道写真祭Visa Pour L'Image(ビザ・プール・リマ—ジュ)報道写真特集部門「visa d'or」金賞、
NPPA全米報道写真家協会Best of Photojournalism現代社会問題組写真部門1位、三木淳賞など受賞。

 
■主な掲載媒体
ワシントンポスト紙、デア・シュピーゲル誌、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙、マリ・クレール (イギリス版・ロシア版)、ナショナルジオグラフィック(日本版)、米ニューズウィーク、デイズ・ジャパンなど。


著書に「フォト・ドキュメンタリー 人間の尊厳 いま、この世界の片隅で」(岩波新書)
写真集「キルギスの誘拐結婚」(日経ナショナル ジオグラフィック社)
写真集「ヤズディの祈り」(赤々舎)

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【トークイベントのお知らせ】

林 典子氏によるギャラリートークを開催いたします。


 

2017年6月10日(土) 19:30〜
(写真展は19:00迄です) 
参加費:1,000円
定員:20名 
 
ご予約は下記メールアドレス、またはお申し込みフォームまでお名前、人数、返信用メールアドレスを明記の上お送りください。
返信をもってご予約確定とさせていただきます。
 
メールアドレス:info@frsgallery.com

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FOCUS ROCK STUDIO & gallery
フォーカスロックスタジオアンドギャラリー


OPEN_13:00 - 19:00 月曜休廊日

 

名古屋市中区栄5-12-32 栄サンライズビル2F
052-718-5605
地下鉄「矢場町駅」1番出口より徒歩3分